2007年09月03日

事前に視力回復手術の適応検査を

事前に視力回復手術の適応検査をしなければなりません。角膜形状解析装置(トポグラフィー)という機器を使い、角膜の形状や状態を詳細に検査します。角膜5層ある中のもっとも内側にある角膜内皮細胞の数を測定したり、状態を検査します。角膜内皮細胞の数が少なかったり、状態がよくない場合は視力回復手術を受ける事ができません。オートレフラクトメーターという機械を使用し、屈折異常(近視・遠視・乱視)の有無やその程度を自動的にコンピュータで解析し、客観的に屈折度数を測定します。
一般的には、「近視は20歳くらいまで進行して、それ以降は変わらない」など、眼科医までもそう言いますが、20歳を過ぎても視力は変化します。自分の視力が1~2年以上安定しているかどうかで客観的に判断してください。視力回復手術で視力を回復させても、その後、稀に視力が戻ってしまう人がいます。強度の近視の方に多く見られる事例で原因は以下のようなことが考えられます。角膜を多く削ったために残った角膜が薄くなり、強度が下がります。
目にはもともと「眼圧」といって圧力がかかっています。その圧力により強度が下がった角膜が押し出され変形してしまうことにより起こります。この他にもいくつか原因が考えられますので、「近視の戻り」については手術前に医師に確認してください。視力回復手術により視力が回復したとしても、そのあと一般的な理由によって、目が悪くなってしまうことも普通に考えられます。たとえば、暗いところで本を読んだり、ゲームやパソコンを長時間やったりそこでせっかく治した視力を低下させないようにしましょう。
視力が低下したら、また視力回復手術を受ければよいと考える人も少なくないと思いますが、残念ながらそんなに簡単なことではありません。視力回復手術の手術は決して安くはありませんので、もちろん金銭的に再手術を受けることができない方も多くいらっしゃると思います。視力回復手術後、視力が再度低下してしまった場合は、無料で再手術を受けることができるアフターサポートを提供している治療院で視力回復手術手術を受ければ良いのですが、一般的にいうと、視力回復手術はできて2回までです。


同じカテゴリー(視力回復手術)の記事
 視力回復手術の流れ (2007-09-01 22:05)
 角膜5層ある中の (2007-08-21 22:44)
 もともとのPRKは (2007-08-16 17:58)
 視力回復手術の安全性 (2007-08-13 16:53)
 視力回復手術の流れ (2007-08-11 21:35)
 視力回復手術を受けても (2007-08-09 12:36)

Posted by カツヤ at 23:38 │視力回復手術