2007年07月28日

水晶体摘出による

視力回復手術(屈折矯正手術)は、19世紀・1869年頃から世界中の眼科医が外部的矯正器具(メガネ・コンタクトレンズ)を使用しない矯正方法として研究が始まりました。水晶体摘出による近視治療は18世紀の古代エジプトの頃から行われていました。現代の近視矯正手術のルーツは実は戦前の日本にあります。1940年代に順天堂医科大学の佐藤勤教授が角膜に外科操作を加えることにより近視を矯正する術式を世界に先駆けて臨床応用したのです。これがRK手術の始まりです。
一般的な場合、この症状は通常3ヶ月以内で自然回復すると言われています。しかし、重度の近視の場合、この症状が残ってしまう可能性があるという報告があります。確率は少ないですが、自分がそうなる確率はどのくらいあるのか、視力回復手術前にきちんと医師に確認しましょう。術後3ヵ月程度はドライアイの症状がでることがあります。
目にはもともと「眼圧」といって圧力がかかっています。その圧力により強度が下がった角膜が押し出され変形してしまうことにより起こります。この他にもいくつか原因が考えられますので、「近視の戻り」については手術前に医師に確認してください。視力回復手術により視力が回復したとしても、そのあと一般的な理由によって、目が悪くなってしまうことも普通に考えられます。たとえば、暗いところで本を読んだり、ゲームやパソコンを長時間やったりそこでせっかく治した視力を低下させないようにしましょう。
PRKはフラップを作らず、直接角膜上皮を除去し、角膜実質層にコンピュータ制御のレーザーを照射して行う、視力矯正手術(屈折矯正手術)です。RK手術とは、前後面放射状角膜切開術が行われたのが始りの近視矯正手術です。角膜内リングとは、軽度近視の方や円錐角膜患者の方に、弧状リングを角膜の周辺部に挿入して、角膜の前面のカーブを変えて、近視や遠視を矯正する視力矯正法です。オルソケラトロジーとは、就寝時に特殊なデザインを施した高酸素透過性ハードコンタクトレンズを装用し、近視や乱視などを一時的に回復させる、視力回復手術の必要のない角膜矯正法のことです。


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Posted by カツヤ at 14:26 │視力回復手術