2007年07月23日

視力回復手術の安全性

視力回復手術の安全性を考えますが、「100%安全」といい切れる手術は世の中にありません。専門医で適切な治療が行われれば、視力回復手術はレーザー医療の中でも安全性が確立された手術といってもよいでしょう。しかしながら、まれに合併症も避けられません。視力回復手術後に発生する合併症として、まず、ハロー・グレア現象が考えられます。光を見た時に、周りにぼんやりと光の輪が見えてしまう症状がハロー現象です。光を見たときに必要以上にまぶしく見える症状はグレア現象といいます。
一般的には、「近視は20歳くらいまで進行して、それ以降は変わらない」など、眼科医までもそう言いますが、20歳を過ぎても視力は変化します。自分の視力が1~2年以上安定しているかどうかで客観的に判断してください。視力回復手術で視力を回復させても、その後、稀に視力が戻ってしまう人がいます。強度の近視の方に多く見られる事例で原因は以下のようなことが考えられます。角膜を多く削ったために残った角膜が薄くなり、強度が下がります。
アメリカでは1995年のFDA(米国食品医薬品局)によるエキシマ・レーザーの認可以来、実績を伸ばし、2000年以降は毎年100万人以上の方が施術を受けるほど一般化し、すでに近視人口の1割にまで普及しています。また受けた方のほとんどが眼鏡やコンタクトレンズを不要とする生活を送れるようになるまで視力が回復しています。日本では、2000年1月28日に厚生省(現・厚生労働省)がエキシマレーザーによる近視治療を認可し、日本でもレーシックが行われるようになりました。
視力が低下したら、また視力回復手術を受ければよいと考える人も少なくないと思いますが、残念ながらそんなに簡単なことではありません。視力回復手術の手術は決して安くはありませんので、もちろん金銭的に再手術を受けることができない方も多くいらっしゃると思います。視力回復手術後、視力が再度低下してしまった場合は、無料で再手術を受けることができるアフターサポートを提供している治療院で視力回復手術手術を受ければ良いのですが、一般的にいうと、視力回復手術はできて2回までです。



同じカテゴリー(視力回復手術)の記事
 事前に視力回復手術の適応検査を (2007-09-03 23:38)
 視力回復手術の流れ (2007-09-01 22:05)
 角膜5層ある中の (2007-08-21 22:44)
 もともとのPRKは (2007-08-16 17:58)
 視力回復手術の安全性 (2007-08-13 16:53)
 視力回復手術の流れ (2007-08-11 21:35)

Posted by カツヤ at 00:25 │視力回復手術