2007年08月16日

もともとのPRKは

今尤も行われているといわれている視力回復のレーシック手術ですが、もともとのPRKは、角膜上皮層に直接エキシマレーザーを照射して削りとるため、手術後に傷みを伴うことや、術後の視力回復に時間がかかる、両眼同時に視力回復手術を行うことができないなどの欠点があり、この欠点を補うかたちで1990年ギリシャの眼科医がレーシックを開発し、世界で初めてレーシック手術が行われたのです。その為、レーシックは、Laser In Situ Keratomileusis とギリシャ語が使われているのです。
ウェーブフロントレーシックは、強度近視、強度乱視、不正乱視の方に対しても行える場合がある、より質の向上が期待できる視力回復手術です。イントラウェーブフロントレーシックは、ウェーブフロントレーシックとイントラレーシックを組み合わせた最先端のレーシック治療です。クリーンルームレーシックとは、感染症の心配もなく、安定したレーザー照射でより確実で快適な視力回復手術を受ける事が出来る、クリーンルームを専用手術室として行われるレーシックです。
瞳孔は明るい所では小さくなり、暗い所では大きくなります。暗い部屋でその暗い時の瞳孔を測定します。この瞳孔径の測定により、視力回復手術手術後の夜間の見え方、合併症などが推測できます。視力回復手術手術は角膜の一部を削り取って行う手術ですので、この角膜厚の測定でエキシマ・レーザーをどれだけ照射できるか、また視力回復手術を受けられる厚さかどうかを測定します。眼底検査は眼の一番奥にある眼底(網膜)に異常がないかを調べる検査です。緑内障や糖尿病性網膜症、さらには眼の病気だけでなく、体や脳の病気を発見する事もできる大切な検査です。涙液検査は目の表面を覆っている涙の性状と機能、またドライアイがどうかの検査です。
そして視力回復手術の方法ですが、まず、特殊な器具でまぶたを固定し、まばたきができないようにします。点眼麻酔をして、目を洗浄します。マイクロケラトームという特殊な器具で、角膜を薄く削ります。薄く削った角膜(フラップ)をめくり、レーザーを照射して角膜の形を変化させます。角膜実質を近視や乱視の度数に応じてエキシマレーザーを精密に照射し、眼の屈折力を正しい状態に戻します。コンピュータープログラムによりレーザーを精密に制御するため、顕微鏡レベルの微量の角膜組織を正確に取り除くことができます。


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Posted by カツヤ at 17:58 │視力回復手術